移動を制限される日が来るなんて

"新型コロナウイルス"

この言葉を何回聞いただろうか。
もう6ヶ月が経った。
最近また感染者数が増えているが、数百という数にもはや驚かなくなった。

駅にもお客さまが戻ってきている。
しかし、この状況になる前の水準には全然届かず、私の勤めている会社も危機的状況だ。

「移動が制限されるなんて」

こんな状況になると誰が想像しただろうか。
グローバル時代が来ると叫ばれ、世界中をラクに行き来出来るようになったが、ウイルス1つで一気に国境が閉鎖された。
自粛ムードでどこにも行けず、家で過ごすしかない…
息が詰まるなあ。
不自由だなあ。

みなさんもそう思ったのではないだろうか?



しかし私は逆だった。

むしろ時間が増えて自由になった。

誤って買った切符の払い戻し、学生さんへの通学定期券のご案内、トイレや駅周辺の案内、お身体の不自由なお客さまのご案内、通勤ラッシュ対応、遺失物の登録など
やらなくてはならないことが沢山ある。

しかし、皮肉にも人々の移動が減り、それらの仕事も少なくなった。

また、通勤ラッシュによる列車の遅れや人身事故も減り、常にピリピリして仕事をしなくてよくなった。



はたして、何をもって自由と言えるのだろう、

と思った今日の泊まり勤務。