近況報告 ~最近の駅はこんな感じ~

コロナウイルスと闘いながらの生活にも慣れてきてしまったせいか、大半の人が"普通"に過ごすようになったように感じる今日この頃。

緊急事態宣言中は、「マスクをしていない人がいるから注意して!」「マスクを駅で配れ!」などと感染防止対策に関するクレームが多かった。中にはマスクが欲しいために「これからノーマスクで乗車するけど、駅員さんそれでもいいの?」と脅してくる方もいた。ガスマスクに、お医者さんが付けるようなビニール手袋をした人に話しかけられたときは、ぎょっとしてしまったのを今でもよく覚えている。

そんな混沌とした時から数ヶ月経ち、もうそんなことを言ってくる人はほとんどいない。
平日のお客さまもコロナ前の7割くらいまで戻ってきたし、GoToキャンペーンの効果もあって旅行客も増えた。

人々の慣れるスピードは本当に早いなと思う。
特に、自由になる方向への慣れには凄まじいスピードで適応するなあと思う。

今は、駅で用意している消毒液を使う人は10人に1人くらいで、減りもだいぶ遅くなった。
マスクも、聞こえづらいと考えているのか、話すときにわざわざアゴまで下げてしまう方が多い。
そもそも最初からアゴの下にセットされている人もいる。

今までの感染防止対策が、人々にとって窮屈だったんだとしみじみと感じる。

でも、それでいいのかなあ?
大切な人が感染しないとわからないのだろうか?

ニュースでも医療現場の逼迫した現状を一生懸命伝えているが、本気で心配している人はどれだけいるだろうか?

「なんとかなる」と思ってないだろうか?

「なんとかする」と考えて行動できるみんなになりますように。
と駅から祈っています。