事務室内の音

駅員になって、音に敏感になったような気がする。

さまざまな音が飛び交い、私たち駅員に異常や危険を知らせてくれる。いち早く何の音かを分別して、適切な対応を取らなければならない。

券売機の異常などだったら良いが、ホームに人が転落した等
最悪の場合、人の命に関わることになるからだ。

気づかなければ駅員失格。

私たちはみなさまの安全を守るために駅にいる。



事務室の中は結構うるさい。
さまざまな警報装置が取り付けられ、24時間関係なく作動して私たちにアピールしてくる。

・踏切に人が立ち入っていることを知らせる警報音
・首都圏の列車の運行状況を知らせる無線
・近くを走る列車の乗務員が使う無線
・券売機の呼び出し音(しかも機械によって音がちがう)
・駅構内で列車の緊急停止を知らせる警報音
・駅内で使う連絡用の無線


特定のお客さまとお話していても、全体の動きを把握しておく力が大事で、新入社員の時は結構苦労した。


最近は無意識に聞けるようになったので、すこしは成長できているのだろうか。